防錆関連について多くお寄せいただくご質問は下記の通りです。
各質問をクリックしていただくと回答が表示されます。
1.概要について
1.リフレ防錆コートとは何ですか。問い合わせ先を教えてください。
A1.リフレ防錆コートは、亜鉛めっきと同様に電気化学的な作用*1で鉄をさびから守る塗料です。
一般的な亜鉛系コートによる防錆剤は”無機ジンクリッチペイント*2に分類されますが、本製品は新規開発製品となっています。
*1 犠牲陽極のこと。
イオン化傾向が強い金属が、防錆対象より先にイオン化し錆の発生を防ぐ。
*2 亜鉛の粉末を70%〜95%ほど含む、鋼材のサビを防ぐ為の塗料のこと。
アルカリシリケートを使用して亜鉛を分散・密着させる仕組み。
お問合せにつきましては、ホームページのお問合せフォーム欄からご連絡をお願いいたします。
一般的な亜鉛系コートによる防錆剤は”無機ジンクリッチペイント*2に分類されますが、本製品は新規開発製品となっています。
*1 犠牲陽極のこと。
イオン化傾向が強い金属が、防錆対象より先にイオン化し錆の発生を防ぐ。
*2 亜鉛の粉末を70%〜95%ほど含む、鋼材のサビを防ぐ為の塗料のこと。
アルカリシリケートを使用して亜鉛を分散・密着させる仕組み。
お問合せにつきましては、ホームページのお問合せフォーム欄からご連絡をお願いいたします。
2.既存の無機ジンクリッチペイントと違いはありますか?
A2.既存品はアクリルシリケートを使用して亜鉛を分散させていますが、本製品は複合型ケイ酸塩をベースにしたバインダーと亜鉛粉末を組み合わせた無機系防錆剤になります。
3.どこで保管すれば良いですか?
A3.封を開けていない材料は、ペール缶に収めた上で雨風・高温を避けた湿度の低い場所に保管してください。
4.リフレ防錆コートZnの保証期間はどのくらいですか?
A4.製品保証は製造後2年です。
5.既存品に対する優位性を教えてください。
A5.バインダーの主成分が無機物である点です。他社品は有機溶剤が含まれており、下地や上塗り塗料を侵して防錆機能低下の原因となります。
それゆえに、上塗りする場合はしっかりとしたケレン処理が必要となります。リフレ防錆コートは無機防錆剤ですので、下地を侵すことがありません。
それゆえに、上塗りする場合はしっかりとしたケレン処理が必要となります。リフレ防錆コートは無機防錆剤ですので、下地を侵すことがありません。
2.塗布前処理(被塗装部)について
1.ケレンは必要ですか?
A1.通常は3~4種のケレンを行って下さい。 (沿岸部等、塩分が結晶化している合は1種ケレン、レーザー処理が必要な場合があります)
ただし、油分・塩分(結晶化含む)が付着している場合は高圧洗浄などで完全に除去をする必要があります。 (油はリフレの浸透を阻害し、塩分は内部に錆を誘発するため)。
浮き錆の除去後は、表面の塗装、錆紛、埃の除去を行ってください。
錆の発生していない塗布面へは目荒らしのみで対応が可能となっております。
ただし、油分・塩分(結晶化含む)が付着している場合は高圧洗浄などで完全に除去をする必要があります。 (油はリフレの浸透を阻害し、塩分は内部に錆を誘発するため)。
浮き錆の除去後は、表面の塗装、錆紛、埃の除去を行ってください。
錆の発生していない塗布面へは目荒らしのみで対応が可能となっております。
2.バインダーとパウダーを混錬したが、ダマが残ってしまった。このまま使用できますか。
A2.ダマが残っていると施工不良の原因となるので、消えるまで混錬をお願いします。(攪拌機等を使用)
3.バインダーとパウダーを混錬した後に放置していたら沈殿してしまった。このまま使用できますか。
A3.ヘラなどを用いて再撹拌をお願いします。品質に問題はありません。
4.混錬した後、3日間に分けて使いたい。
A4.混錬した材料は3時間以内に使い切るようお願いします。
(混練り後しばらくすると固化し、施工は不可となります。)
また、混合物を密閉容器で保管するとガスが発生、内圧で容器が破裂する危険性があるのでお止めください。
(混練り後しばらくすると固化し、施工は不可となります。)
また、混合物を密閉容器で保管するとガスが発生、内圧で容器が破裂する危険性があるのでお止めください。
3.塗装について
1.何を用いて塗れば良いですか?
A1.刷毛、ローラーを用いて塗布をお願いします(塗る際は保護具の着用を推奨)。
エアスプレーでの塗布も可能です。亜鉛粉末の最大粒径は10μmです。
エアスプレーでの塗布も可能です。亜鉛粉末の最大粒径は10μmです。
2.リフレ防錆コートZnの塗布量はどのくらいですか?
A2.1回の塗布量の目安は150g/㎡(100~200g/㎡)です。2回行います。
1回目の塗布完了後、速やかに2回目を行ってください。
1回目の塗布完了後、速やかに2回目を行ってください。
3.リフレ防錆コートZnを剥離したいとき場合はどうすれば良いでしょうか?
A3.カップブラシなどを用いてケレンを行って下さい。
4.付着強度が変わることはありますか?
A4.塗る鋼板が高温の場合に、付着強度が若干低下します。
また、下地処理の状態で変わります。塗料の上や、浮き錆、活膜が残った状態での塗布は付着強度低下の要因になります。
また、下地処理の状態で変わります。塗料の上や、浮き錆、活膜が残った状態での塗布は付着強度低下の要因になります。
5.塗装時に手に付着してしまった。どうしたらよいですか。
A5.万が一手に付着した場合は、石鹸で洗い柔らかめの歯ブラシ等で擦って落としてください。
4.上塗りについて
1.リフレ防錆コートZn上にはどんな塗料が使えますか?
A1.実績としては、水系プライマー及びプライマー無しにてアクリルウレタン系及びアクリルシリコン系塗料は可能です。
事前の確認試験をお願いします。(お問合せしてください。)
事前の確認試験をお願いします。(お問合せしてください。)
2.リフレ防錆コートZnを塗装済みで、上塗りしたいのですが方法はありますか?
A2.ご要望の上塗りに対して要ご相談となります。(お問合せしてください。)
3.既設構造物へのリフレ防錆コートZnによる上塗りはできますか?
A3.可能です。ただし目荒らしやケレンの必要性があります。但し、既に稼働している構造物への塗布は慎重な対応が必要になります。(お問合せしてください。)
5.塗装環境について
1.錆の除去が困難な状況でのリフレ防錆コートZnの有効性は?
A1.錆の上からも塗装は可能です。
但し、浮き錆などの状況により塗装が剥げる・十分な効果が発揮できない場合がありますので、可能な限り浮き錆は取り除いてください。
但し、浮き錆などの状況により塗装が剥げる・十分な効果が発揮できない場合がありますので、可能な限り浮き錆は取り除いてください。
2.新規の亜鉛めっきの全面にリフレ防錆コートZnは塗れますか?
A2.相性が不明な部分がありますので、事前の確認試験をお願いします。(お問合せしてください。)
3.塗布後、乾くまでの時間はどのくらいですか?
A3.外気温20℃前後の目安として3時間程度で乾燥します。リフレ防錆コートZnを塗装した上から再塗布しても問題はありません。但し、半年後に塗装が剥げるようでしたら下地の状態に問題があるので下地の状況を確認ください。
4.低温環境下での機能低下などはありますか?
A4.氷点下での施工はおやめください。塗装同様外気温5℃以上にてご使用してください。
乾燥時間に時間を有する程度で付着力や防錆性に影響はありません。
乾燥時間に時間を有する程度で付着力や防錆性に影響はありません。
5.他社ジンクリッチによる塗装箇所を一部補修することは可能ですか?
A5.他社品との相性が不明なため、基本的に除去してください。
6.亜鉛めっきの加工・補修箇所へ塗装出来ますか?
A6.両者とも亜鉛同士なので問題なく塗装可能と思われますが、事前の確認試験をお願いいたします。
尚、亜鉛メッキが施されたボルトやフランジ部が含まれるタンクに塗装した実績はあり、現状問題なく防錆できております。
亜鉛メッキの上に塗料を塗っている場合、ケレン作業を行わないと防錆効果が薄れてしまうので、ケレン作業を行うようお願いいたします。
尚、亜鉛メッキが施されたボルトやフランジ部が含まれるタンクに塗装した実績はあり、現状問題なく防錆できております。
亜鉛メッキの上に塗料を塗っている場合、ケレン作業を行わないと防錆効果が薄れてしまうので、ケレン作業を行うようお願いいたします。
7.アルマーめっき、アルミダイキャストなどへ使用できますか?
A7.相性が不明な部分がありますので、事前の確認試験をお願いします。(お問合せしてください。)
8.亜鉛めっき+クロメート処理の上にリフレ防錆コートZnは塗れますか?
A8.相性が不明な部分がありますので、事前の確認試験をお願いします。(お問合せしてください。)
9.車のボディー、足周り及びマフラーへの塗装は可能ですか?
A9.相性が不明な部分がありますので、事前の確認試験をお願いします。(お問合せしてください。)
10.亜鉛めっき鋼板(ガルバリウムなど)にリフレ防錆コートZnは塗装できますか?
A10.相性が不明な部分がありますので、事前の確認試験をお願いします。(お問合せしてください。)
11.銅、銅管にリフレ防錆コートZnは塗れますか?
A11.塗装可能です。尚、下地処理方法は同様に必要です。
12.ステンレスの上に塗装可能ですか?
A12.塗装可能です。ただし、金属表面を磨き目荒らししてから塗装することをご推奨します。
13.ZRコート(亜鉛アルミマグネ合金)処理に塗装可能ですか?
A13.相性が不明な部分がありますので、事前の確認試験をお願いします。
(お問合せしてください。)
(お問合せしてください。)
6.性能について
1.リフレ防錆コートZnの推定耐用年数はどのくらいですか?
A1.実際の暴露データは3年程度しかないですが、亜鉛めっきの大気中の耐用年数を予測する計算式に基づき推定値を算出すると、以下のようになります。
被膜の90%が消耗するまでの期間を計算したときの推定値
→海岸地帯で14年、都市工業地帯で30年、田園地帯で60年 (亜鉛付着量300g/㎡の場合)
被膜の90%が消耗するまでの期間を計算したときの推定値
→海岸地帯で14年、都市工業地帯で30年、田園地帯で60年 (亜鉛付着量300g/㎡の場合)
2.リフレ防錆コートZnの耐熱温度は?
A2.600℃×1時間までは塗膜に問題ありません。
3.耐酸性、耐アルカリ性は?
A3.亜鉛を高濃度に含んでいるため、既存品と変わらず酸・アルカリには侵されやすくなっています。
塩害環境下においては既存品より優れた防錆性能を発揮します。酸・アルカリ環境下においてはポリウレア等の上塗りを行えば皮膜の腐食が抑えられます。
塩害環境下においては既存品より優れた防錆性能を発揮します。酸・アルカリ環境下においてはポリウレア等の上塗りを行えば皮膜の腐食が抑えられます。
7.法令・手続き・書類について
1.リフレ防錆コートZnは危険物ですか?
A1.リフレ防錆コートZnは非危険物です。
2.SDS(安全データシート)が欲しい
A2.会員用ホームページよりダウンロードできます。
3.リフレ防錆コートZnのJIS規格は何になりますか?
A3.JISに規定される無機系ジンクリッチペイントの分類には入りません。
4.リフレ防錆コートZnの価格はどのくらいですか?
A4.お問合せしてください。