材料関連について多くお寄せいただくご質問は下記の通りです。
各質問をクリックしていただくと回答が表示されます。
1.「ケイ酸塩」とは何ですか?
A1.ケイ酸塩とは、ケイ素原子と酸素原子を基本骨格とする化合物の総称です。
地球の地殻の大部分を構成しており、天然には様々な種類の鉱物として存在しています。
その多様な性質から、ケイ酸塩は私たちの生活の様々な分野で利用されています。
【建築・土木】
セメント、コンクリートの材料や地盤改良材、コンクリートの防水・劣化防止剤などに使われます。
【 工 業 】
ガラス、陶磁器、耐火物、洗剤、接着剤などの原料となります。
【 農 業 】
土壌改良剤や、作物の病害抵抗力を高めるための肥料として利用されます。
【 その他 】
食器洗い機用洗剤のアルカリ剤、シリカゲル(乾燥剤)の原料などにも使われています。
地球の地殻の大部分を構成しており、天然には様々な種類の鉱物として存在しています。
その多様な性質から、ケイ酸塩は私たちの生活の様々な分野で利用されています。
【建築・土木】
セメント、コンクリートの材料や地盤改良材、コンクリートの防水・劣化防止剤などに使われます。
【 工 業 】
ガラス、陶磁器、耐火物、洗剤、接着剤などの原料となります。
【 農 業 】
土壌改良剤や、作物の病害抵抗力を高めるための肥料として利用されます。
【 その他 】
食器洗い機用洗剤のアルカリ剤、シリカゲル(乾燥剤)の原料などにも使われています。
2.ケイ酸ナトリウムとケイ酸カリウムの違いは何ですか。
A2.ケイ酸ナトリウムとケイ酸カリウムは、どちらもケイ酸塩の一種で、水に溶けると粘り気のある液体(水ガラス)になりますが、いくつかの重要な違いがあります。
カリウムはナトリウムよりイオン化傾向が高いため、水への溶解性が高く、より安定した液体状態を保ちやすいです。
カリウムはナトリウムよりイオン化傾向が高いため、水への溶解性が高く、より安定した液体状態を保ちやすいです。
3.「C-S-Hゲル」とは何ですか?
A3.C-S-Hゲルは、セメントの水和反応によって生成される微細な針状、板状、または球状の結晶が絡み合った多孔質のゲル状物質です。
このゲルがセメント粒子間の空間を埋め、強力な接着剤のように機能します。
このゲルがセメント粒子間の空間を埋め、強力な接着剤のように機能します。
4.コンクリート以外には使用できますか?
A4.木材や金属、ガラスなど、ケイ酸塩と化学反応を起こすセメント成分を含まない素材には、効果がありません。
また、すでに撥水剤などが塗布されている面にはケイ酸塩が浸透しないため、効果が期待できません。
また、すでに撥水剤などが塗布されている面にはケイ酸塩が浸透しないため、効果が期待できません。
5.臭いはありますか?使った後に臭くならないですか?
A5.通常、ケイ酸塩に臭いはありません。ケイ酸塩を使用した浸透性防水で使われる水溶液は無色で無臭の液体です。
6.他の材料(接着剤や塗料、ほかの防水材など)と一緒に使えますか?
A6.1.塗装や塗膜防水材を上から塗る場合
可能です。 ケイ酸塩系材料はコンクリート内部に浸透して反応し、表面にはほとんど残りません。そのため、十分な散水養生を行い施工後コンクリートが元の状態に戻ったと見なせ、その上から塗装や塗膜防水材を塗ることが可能です。
2.塗装や撥水剤が既に塗布されている場合
併用できません。 ケイ酸塩系材料は、コンクリートに直接浸透する必要があります。
そのため、既に表面に塗料や撥水剤が塗られていると、ケイ酸塩が内部に浸透できず、効果を発揮しません。
この場合は、事前に塗料や撥水剤をケレンやサンディングで完全に除去する必要があります。
可能です。 ケイ酸塩系材料はコンクリート内部に浸透して反応し、表面にはほとんど残りません。そのため、十分な散水養生を行い施工後コンクリートが元の状態に戻ったと見なせ、その上から塗装や塗膜防水材を塗ることが可能です。
2.塗装や撥水剤が既に塗布されている場合
併用できません。 ケイ酸塩系材料は、コンクリートに直接浸透する必要があります。
そのため、既に表面に塗料や撥水剤が塗られていると、ケイ酸塩が内部に浸透できず、効果を発揮しません。
この場合は、事前に塗料や撥水剤をケレンやサンディングで完全に除去する必要があります。
7.この工法での施工時に必要な個人保護具(PPE)は何ですか?
A7.以下の個人保護具を着用してください。
1.保護メガネまたはゴーグル: 粉じんや混合液が目に入るのを防ぎます。
2.防じんマスク : 粉じんの吸入を防ぎます。
3.ゴム手袋 : アルカリ性の材料による手荒れや火傷を防ぎます。
4.安全靴 : 重量物の落下から足を守ります。
5.長袖・長ズボンの作業着 : 皮膚の露出を防ぎ、材料の付着から身を守ります。
1.保護メガネまたはゴーグル: 粉じんや混合液が目に入るのを防ぎます。
2.防じんマスク : 粉じんの吸入を防ぎます。
3.ゴム手袋 : アルカリ性の材料による手荒れや火傷を防ぎます。
4.安全靴 : 重量物の落下から足を守ります。
5.長袖・長ズボンの作業着 : 皮膚の露出を防ぎ、材料の付着から身を守ります。
8.材料の取り扱いにおいて、特に注意すべきことは何ですか?
A8.ケイ酸塩塗布時は主に以下の点に注意してください。
1.粉じんの飛散防止:
袋から材料を出す際は、できるだけ静かに行い、風の強い場所での作業は避けてください。
2.皮膚への付着防止:
アルカリ性のため、皮膚に付着すると炎症を起こす可能性があります。付着した場合は、すぐに大量の流水で洗い流してください。
3.保管方法:
高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管してください。また、他の化学薬品や食品と分けて保管してください。
1.粉じんの飛散防止:
袋から材料を出す際は、できるだけ静かに行い、風の強い場所での作業は避けてください。
2.皮膚への付着防止:
アルカリ性のため、皮膚に付着すると炎症を起こす可能性があります。付着した場合は、すぐに大量の流水で洗い流してください。
3.保管方法:
高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管してください。また、他の化学薬品や食品と分けて保管してください。
9.高所での作業や注入作業での安全対策は何ですか?
A9.高所作業や注入作業では以下の対策を講じてください。
1.足場の設置 :
安定した足場を設置し、墜落防止措置を講じてください。
2.フルハーネス型安全帯の着用:
高所作業では、必ずフルハーネスを着用してください。
3.注入時の圧力管理 :
注入ポンプを使用する場合、過剰な圧力がかからないように管理し、ホースの破裂やノズルの飛び出しを防いでください。。
周囲へ作業員が近づかないようにすることも重要です。
1.足場の設置 :
安定した足場を設置し、墜落防止措置を講じてください。
2.フルハーネス型安全帯の着用:
高所作業では、必ずフルハーネスを着用してください。
3.注入時の圧力管理 :
注入ポンプを使用する場合、過剰な圧力がかからないように管理し、ホースの破裂やノズルの飛び出しを防いでください。。
周囲へ作業員が近づかないようにすることも重要です。
10.ケイ酸塩(Keisaru)の消費期限はありますか?
A10.開栓から1年です。
11.もし材料が目に入ったり、口に入ったりした場合の応急処置はどうすればよいですか?
A11.目に入った場合は、こすらずに直ちに15分以上、大量の流水で目を洗浄してください。その後、速やかに医師の診断を受けてください。
口に入った場合は、無理に吐き出さず、多量の水を飲んで口をすすぎ、速やかに医師の診断を受けてください。
いずれの場合も、医師にSDS(安全データシート)を見せるか、材料名を正確に伝えてください。
口に入った場合は、無理に吐き出さず、多量の水を飲んで口をすすぎ、速やかに医師の診断を受けてください。
いずれの場合も、医師にSDS(安全データシート)を見せるか、材料名を正確に伝えてください。
12.施工現場で火災や爆発のリスクはありますか?
A12.ケイ酸塩や微粒子セメント自体に引火性や爆発性はありません。
ただし、現場で溶剤や可燃性の資材を扱う場合は火気の近くに置かない、換気を十分に行うなどの一般的な火災予防対策が必要です。
特に、電気機器(注入ポンプなど)を使用する際はショートによる火花が引火の原因とならないよう、注意が必要です。
ただし、現場で溶剤や可燃性の資材を扱う場合は火気の近くに置かない、換気を十分に行うなどの一般的な火災予防対策が必要です。
特に、電気機器(注入ポンプなど)を使用する際はショートによる火花が引火の原因とならないよう、注意が必要です。
13.廃棄物の処理はどのように行いますか?
A
13.混合液の残渣(ざんさ):
混合液の残渣は、固化させてから産業廃棄物として適切に処理する必要があります。そのまま排水溝などに流すと環境汚染の原因になります
材料袋などの包装資材 :
材料が入っていた袋などは産業廃棄物として分別し、各自治体や関連法令に従って適切に処分してください。
作業で発生した廃水 :
材料を洗い流した廃水は中和処理などを行った上で、関連法令に基づいて適切に処理する必要があります。
13.混合液の残渣(ざんさ):
混合液の残渣は、固化させてから産業廃棄物として適切に処理する必要があります。そのまま排水溝などに流すと環境汚染の原因になります
材料袋などの包装資材 :
材料が入っていた袋などは産業廃棄物として分別し、各自治体や関連法令に従って適切に処分してください。
作業で発生した廃水 :
材料を洗い流した廃水は中和処理などを行った上で、関連法令に基づいて適切に処理する必要があります。
14.施工現場で緊急事態が発生した場合の対応策は?
A14.緊急連絡先の確認 :
事前に、現場の責任者・緊急連絡先・最寄りの病院の連絡先を把握しておいてください。
応急処置 :
材料が目に入ったり、皮膚に付着したりした場合は、前述のQ&Aにある応急処置を速やかに行ってください。
避難経路の確保 :
作業場所周辺の避難経路を事前に確認しておき、緊急時に迅速に避難できるようにしてください。
AEDの場所の確認 :
AED(自動体外式除細動器)の設置場所を確認しておくことも重要です。
事前に、現場の責任者・緊急連絡先・最寄りの病院の連絡先を把握しておいてください。
応急処置 :
材料が目に入ったり、皮膚に付着したりした場合は、前述のQ&Aにある応急処置を速やかに行ってください。
避難経路の確保 :
作業場所周辺の避難経路を事前に確認しておき、緊急時に迅速に避難できるようにしてください。
AEDの場所の確認 :
AED(自動体外式除細動器)の設置場所を確認しておくことも重要です。
こちらに記載した安全対策は一般的なものですが、具体的な現場や使用する材料によって必要な対策が異なる場合があります。
必ず事前に、『SDS(安全データシート)』を確認し、その指示に従ってください。